「第9回 JAPANコンストラクション国際賞先駆的事業活動部門」を受賞いたしました
授与式:2026年9月3日 東京・時事通信ホール
弊社が開発・展開する雨水貯水地下タンク「ためとっと」の取り組みにより、2026年9月3日に東京・時事通信ホールにて行われた授与式において「第9回 JAPANコンストラクション国際賞 先駆的事業活動部門」を受賞いたしましたので、謹んでお知らせいたします。日頃より弊社の事業にご理解、ご協力をいただいている皆様に、心より御礼申し上げます。
受賞の概要
JAPANコンストラクション国際賞は、国土交通省が建設分野における優れた国際的な事業活動を表彰するものです。2026年9月3日、東京・時事通信ホールで開催された授与式にて、弊社は「先駆的事業活動部門」において、雨水貯水地下タンク「ためとっと」の国内外における普及・導入の取り組みが評価され、受賞に至りました。当日は、国土交通大臣 金子恭之様より弊社代表の松尾が直接受賞いたしました。

当日の授与式の様子はYouTubeでご覧いただけます
金子国土交通大臣 ご挨拶(16:30~19:50)
㈱大建 受賞の様子(1:08:33~1:09:50)
「ためとっと」とは
「ためとっと」は、短期間・簡易な施工で大量の雨水を貯め、わずかなメンテナンスで飲料水並みの水質まで浄化・利用できる雨水貯水地下タンクです(特許第6190992号)。
誕生のきっかけは、2012年に福岡県糸島市で弊社が自社開発した住宅地「荻浦ガーデンサバーブ」でした。庭木や池、18軒分のトイレ洗浄水を雨水でまかなう仕組みを検討する中で、当時九州大学教授であった島谷幸宏先生との共同研究により生まれた技術です。
世界に広がる「ためとっと」
「ためとっと」は現在(2026年9月現在)、国内6か所、海外6か国27か所に導入されています。海外実績のうち21か所は、国連ハビタットからのご依頼によるものです。
ミャンマー・ヤンゴンでの導入事例は、国連ハビタット本部ホームページで“A simple solution transforms lives in Yangon’s informal settlements”(シンプルな解決策がヤンゴンの非公式居住区の人々の生活を一変させる)として紹介され、約1.2万人の生徒が水汲み労働や不衛生な水のリスクから解放されたと報告されています。水道設備のない地域では、子どもたち、特に女の子が毎日数時間かけて水を汲みに行くことが珍しくありません。「ためとっと」は、その時間を学びの時間に変える一助となっています。
ここに至るまでの歩み、そして社員の支え
「ためとっと」は、開発から10年以上にわたり取り組みを続けてきた事業です。正直に申し上げると、社内外から「儲からない事業」と批判されたこともありました。それでも歩みを止めなかったのは、困っている人を助けたいという志と、世の中に必要とされているという確信があったからです。
この挑戦を支えてくれたのは、何より社員一人ひとりの力でした。中でも、すでに定年退職した2名の社員の存在なくして、今回の受賞はありませんでした。

河野さん
「未知で危険な現場をいとわず、常に先頭に立って取り組んでくれました」

岡本さん
「マニュアル作成や打合せでは、常に改良に取り組んでくれました」
SPECIAL THANKS
長年にわたり「ためとっと」の海外展開にご支援いただいている、国連ハビタット(国連人間居住計画)様、特にいつも現場に同行いただき、サポートいただいた星野幸代様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
今回の受賞は、国連ハビタット福岡本部のFacebookページでもご紹介いただきました。
「ためとっと」は、集中豪雨から人命を守る減災施設として、また身近な場所で安定的な飲料水を確保できる都市型の「ミニダム」として、「治水」と「利水」を兼ね備えた自律分散型インフラとなる可能性を持っています。
私たちはこれからも、皆様と力を合わせ、「ためとっと」を世界中の水に困っている地域に届けていきたいと考えています。一つのまちを良くしたいという思いから始まったこの取り組みを、これからも地域とともに、そして世界へとつなげてまいります。

社内には、いただいた賞状と記念の盾、また河野さんからのお祝いのお花を飾っています。受賞の気持ちを励みに、これからも一歩ずつ、この取り組みを前に進めてまいります。
