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ラオス・サラワン県で雨水貯水地下タンク「ためとっと」設置プロジェクトが完了しました

2025年度TOTO水環境基金で国連ハビタットによる「雨水貯水地下タンクの設置活動」において、当社がラオス・サラワン県の学校に「ためとっと」を設置しました。

現地の学校で開かれた事業説明会。生徒や地域住民、行政関係者が出席した

プロジェクト概要

助成先団体国際連合人間居住計画(ハビタット)アジア太平洋地域統括福岡本部
プロジェクト名雨水貯水地下タンクの設置活動
主な活動地域ラオス人民民主共和国 サラワン県 ターオイ郡 フアイングア村
助成年度TOTO水環境基金 2025年度
貢献するSDGs4(質の高い教育)、5(ジェンダー平等)、6(安全な水とトイレ)、9(産業と技術革新)、11(住み続けられるまちづくり)、13(気候変動対策)

プロジェクトの背景

ラオスはアジアの中でも貧困率が高く、特にサラワン県は低所得世帯が多い一方で、上下水道の整備が遅れている地域です。現地の住民や生徒への聞き取りでは、日常的に利用している地下水の安全性について、長期的な健康への影響を不安視する声が多く聞かれました。安全な水の確保は地域にとって深刻な課題であり、本事業への期待の高さがうかがえました。

設置予定地での地質調査。現地の施工業者や行政担当者と条件を確認しながら工事計画を詰めた

取り組みの内容

設置工事にあたっては、現地のサラワン県水道公社と連携し、その土地で調達できる資材や工法を用いて施工を進めました。日本と同様の資材が十分にそろわない環境の中でも、現地の施工者が工夫を凝らしながら作業にあたり、一つひとつ丁寧に仕上げていきました。

貯水タンクの設置工事。ろ過層となる砕石を敷き詰める作業
校舎の雨どいから貯水タンクへとつながる配管を設置する作業員
完成した雨水貯水地下タンク「ためとっと」の前で、施工に携わった関係者とともに

定量的な成果

項目計画値実績値
活動参加人数100人42人
設備設置1基/1箇所1基/1箇所
受益者数(実人数)100人422人
衛生教育参加人数(のべ)50人42人

設置した貯水タンクは学校施設を中心に地域全体で利用されることが見込まれており、当初計画を大きく上回る422人が受益者として見込まれています。

助成先からの声

国際連合人間居住計画(ハビタット)アジア太平洋地域統括福岡本部からは、プロジェクトを終えての報告として、次のようなコメントが寄せられています。

「実際に現地を訪れ、生徒から直接話を聞き、1日に何度も水を汲むことが当たり前となっている現実に強い衝撃を受けました。現地では乾季の間に工事を実施しましたが、雨の気配は全くなく非常に乾燥しており、水の確保が困難な状況であることを実感しました。このような環境の中で、TOTO水環境基金のご支援により、地域の水アクセス改善につながるプロジェクトを実施できたことは大変意義深いものでした。また、本事業を通じて、TOTO様のみならず日本の評価向上や友好関係の促進にも寄与するものと感じました。日本と同様の資材が十分にそろわない中でも、現地の施工者が工夫を凝らして設置を行っており、今後の維持管理への意識の醸成にもつながっていると考えられます。実際の利用開始は雨期以降となりますが、「ためとっと」が今後長期にわたり活用されることを期待しています。」

今後に向けて

今回設置した「ためとっと」の本格的な利用開始は雨期以降となる見込みです。学校や地域住民が安全な水を安定して確保できるようになることで、健康面の不安の軽減はもとより、教育環境の改善やジェンダー平等(水汲みなどの負担軽減)にもつながることが期待されています。

このようなチャンスを与えていただいたTOTO様をはじめ、国連ハビタット様に心より感謝申し上げます。今後とも当社は、世界の水環境課題の解決に貢献してまいります。


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